11月29日、J2ヴァンフォーレ甲府が国立競技場でACLグループステージ第5戦に挑んだ。メルボルンシティを迎えたこの試合での、観客数が話題になっている。
J2から唯一ACLに参加している甲府は、ホームスタジアムをこの大会で使用することができないため、国立競技場でグループステージを戦っている。観客数で苦戦することが必至の状況だったが、初戦のブリーラム戦で1万1802人を記録。他クラブからも多くのサポーターが駆け付け、さまざまなユニフォーム姿の観客がいることで話題になっていた。
第4戦の浙江FC戦では1万2256人を記録し、初戦よりも多くの観客を集めた。そして11月29日のメルボルン戦ではなんと、1万5877人を記録。グループステージの3試合で最多となる人数を集めた。
実はこれは、今大会のここまでのJリーグ勢のホームゲームにおいて最多の観客数でもある。横浜F・マリノスは初戦・仁川戦で7010人、第3戦・カヤFC戦で7524人となっており、残るホームゲームは12月に予定している。
川崎フロンターレは第2戦・蔚山戦で9382人、第4戦・パトゥムユナイテッド戦で9441人、第5戦・JDT戦で9274人だった。
浦和レッズは第2戦・ハノイ戦で1万333人、第3戦・浦項戦で1万3970人、第5戦・武漢三鎮戦で1万3125人。なお、プレーオフの理文戦では1万5568人だった。
つまり、ここまでのJリーグクラブのACLホームゲームにおいて、最も観客を集めたのは甲府とメルボルンの試合で、Jリーグ屈指の熱狂的なサポーターを誇る浦和レッズをも上回ったのである。