■西川「自分たちの良さを封じられた」
迎えた後半の54分にはFW金森健志が右サイドからクロスを入れると、逆サイドのDF小田逸樹がボレーでねじ込む。これもVAR判定の結果でゴールに。さらに62分、自陣からのビルドアップでのミスを紺野に突かれ、さらにリードを広げられてしまう。
その後、浦和がボールを握り、なりふりかまわずロングボールで相手の背後を狙っていくと75分にフリーキックの流れから、クロスバーの跳ね返りをFWアレックス・シャルクが右足で押し込み1点差に迫ったが、福岡の守備を崩し切れずタイムアップのホイッスルがピッチに鳴り響いた。
西川は「自分たちの良さを封じられた。福岡はスライドもしっかりしながらラインアップもまとまっていました。相手の狙いにハマってしまった感覚で難しい試合になってしまった」と話すと「ルヴァンカップ(決勝戦)とやられ方も同じような形で、自分たちが狙いをもった中で跳ね返されてセカンドボールを拾えずに背後に出されてしまった」と振り返った。