■１１月２５日／J１リーグ第３３節 浦和レッズ ２－３ アビスパ福岡（埼玉）
今季の公式戦ホームゲームは残り２試合だが、１１月８日のＡＦＣチャンピオンズリーグ・浦項スティーラーズ（韓国）戦でレッドカードを受けて退席処分となったマチェイ・スコルジャ監督は大会2試合のベンチ入り停止。そのため、この日のアビスパ福岡戦が埼玉スタジアムで指揮を執るラストゲームとなった。勝利で締めて笑顔で終わりたかったが、福岡に２－３で敗れ公式戦４連敗となっている。
４―２―３―１のトップ下で今季リーグ戦初先発となったＭＦ中島翔哉は試合後、「リーグ戦でのホーム最終戦だったので勝ちたかったのですが残念です」と言葉を詰まらせながら話した。今節はホーム最終戦で負けられないという背景があり、公式戦５試合勝利から見放されている現状も加わりモチベーションは高かった。
そんな中、先に試合を動かしたのは浦和だった。ＤＦ明本考浩が中島のパスを受けペナルティエリアに進むとファールで転倒する。ＶＡＲ判定の結果はＰＫに。１８分、これをＤＦアレクサンダー・ショルツが落ち着いて右足で中央に突き刺した。ＰＫを誘発した息の合った連係について中島は「チャンスをどんどん作らないといけませんし、１点だけではなく、前の選手なので２点、３点と取れるように狙っていました」と口にした。
だが３２分には、ＦＷ山岸祐也がセンターサークルでルーズボールを収め、ディフェンスラインの背後にパスを送るとＦＷ紺野和也がＧＫ西川周作の頭上をループシュートで狙い同点にすると、１－１で前半を終えた。
