11月4日、ルヴァン杯の決勝が行われた。顔を合わせたのは初優勝がかかるアビスパ福岡と、3度目の王座を目指す浦和レッズ。決戦の直前には、福岡を拠点にするアイドルメンバーもチームを応援していた。
キックオフの数時間前、HKT48の豊永阿紀が自身の公式SNSアカウントを更新。「ついにルヴァンカップ決勝。福岡から国立へ想いを飛ばしています!!」と、熱い気持ちを述べていた。同時に2枚の写真も投稿されている。いずれもユニフォーム姿の豊永が写っており、優しい表情とガッツポーズを交互に披露した。
豊永は福岡県出身で、アビスパのアンバサダーも務める。チームの優勝を強く願っていた1人だろう。
迎えた試合は開始早々、右サイドから仕掛けた紺野和也のクロスから福岡が先制。相手にボールを支配されながらもリードを保つと、前半終了間際にも紺野が追加点をアシスト。後半は獲得したPKを決め切れず、存在感を放っていた紺野が交代したこともあり相手に流れが傾く。それでもピッチの各所で体を張って1点を守り勝ち切った。
福岡から駆け付けたファン・サポーターの目の前で、クラブは新たな歴史を刻んだ。