現地時間10月30日、イタリア・セリエAの第10節が行われ、昨季2位のラツィオはホームでフィオレンティーナに1−0で勝利した。この試合に途中出場したサッカー日本代表MF鎌田大地の“必殺スルーパス”に称賛の声が寄せられている。
“戦術家”マウリツィオ・サッリ監督のチームに今季新加入した鎌田は、開幕4試合連続でスタメン出場した後、直近5試合はベンチスタートが続いていた。この日も前半は出番がなかったが、0−0で迎えた後半22分にフランス代表MFマテオ・グエンドゥージとの交代でピッチに入った。
その直後の後半25分だった。自陣中盤左サイドでのデュエルに勝利した鎌田は、前を向いてマッティア・ザッカーニからのリターンパスを受けると、ハーフウェイライン上から右サイドに大きく張っていたMFフェリペ・アンデルソンの前方のスペースに、左足でカーブをかけた絶妙のスルーパスを送った。
フリーで抜け出したアンデルソンは、ボックス内で切り返した後に左足シュートを放ったが、急いで帰還した相手DFがブロック。その跳ね返りをアンデルソンがもう一度狙ったが、シュートは枠外へ。鎌田は頭を抱えて悔しがっている。