「これこそノボリの素晴らしい所」川崎・登里享平が試合中のベンチで見せた“さすがの行動”が大絶賛!「フロンターレに欠かせない存在」と言わしめた京都戦中の出来事の画像
京都サンガF.C.戦後に場内を一周する川崎フロンターレの登里享平 撮影:中地拓也

 11月12日、川崎フロンターレは京都サンガF.C.を等々力競技場に迎えて対戦した。この試合中の登里享平の行動がサポーターから絶賛されている。

 川崎にとって難しい展開となった。立ち上がりの7分に先制点を許すと、前半19分に同点に追いついたものの、同42分に勝ち越し弾を許し、さらに同45+1にも失点して2点差とされる。それでも同45+5分に小林悠がゴールネットを揺らし、1点差で後半に折り返す。

 ビハインドを背負って迎えた後半、川崎は選手2人を交代してゴールを目指すが、なかなか同点弾が生まれない。そんな中で、京都の選手がピッチ上で倒れ込んでしまい、試合が一時中断する。そのとき、ピッチに向かって声を出す選手がいた。登里享平である。

 この日ベンチスタートとなった左SBは、ウォーミングアップする場所から「ケントー! ケントー!!」と繰り返し声を出す。その声が向けられたのは主将・橘田健人で、登里の声に気がついて視線を送る。すると登里は左腕を指さすポーズを見せて、主審に時計が止まっているかの確認をするように促したのだ。追いかける状況で時間を無駄にしまいという行動だった。

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