■「心を鬼にして戦わなきゃいけない」

 さらに指揮官は、「(川崎の)選手たちのそういう姿を数多く見てもらいたいって思いはより強くなりました。またタイトルを取って、みんなで喜び合ってる姿を見て欲しいと思いますので、簡単な作業ではないですけども、改めて強く思ってます」とも話す。

 先月24日に行われたアウェイでのパトゥム戦ですでにチャナティップと対戦してはいるが、今回、教え子を等々力に迎えての試合となる。さまざまな思いがこみ上げるその胸中も説明する。

「まず一人の人として、また出会えることだったり、ピッチに立つ姿を見れることは嬉しく思います。ただ、敵としてやっぱり一番危険な選手でありますので、そこのところは対戦という意味ではもうまったく別物で、本当に厳しい姿勢で挑まなければ、やっぱり自分たちの目標に到達できないと思っています。本当に心を鬼にして戦わなきゃいけない」

 ACL4連勝を懸けたパトゥム戦は7日19時にキックオフする。タイトルを目指す気持ちを新たにした直後だけに、勝利だけを目指す一戦となる。

(取材・文/中地拓也)

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