現地時間10月26日、ヨーロッパリーグ(EL)のグループBの第3節が行われ、ブライトンが2−0でアヤックスに快勝した。その先制点を生んだサッカー日本代表MF三笘薫のプレーが称賛されている。
10月の日本代表戦の辞退を自身のコンディション回復に繋げ、21日の王者マンチェスター・シティ戦で切れ味鋭いプレーを披露した三笘は、この日も好調だった。4−2−3−1の左サイドMFでスタメン出場すると、序盤から得意のドリブルで攻撃の“突破口”となり続けた。
そして迎えた前半42分、相手を押し込んだ状態でセンターバックのルイス・ダンクにボールが渡ってアンス・ファティがボールを受けに下がった瞬間に、空いたスペースを認知した三笘が中央でパスを要求。そこに鋭いボールが送り込まれると、三笘はそのまま素早く前を向いてボックス内に侵入。相手DFが慌てて対応するも、それを見透かした様に2タッチ目で内側に切り込み、鋭く右足を振り抜いた。シュートは相手GKのファインセーブに阻まれたが、そのこぼれ球をジョアン・ペドロが押し込んだ。
この得点シーン以外でも、三笘は常に相手の脅威になり続けた。ラフプレーで珍しくイエローカードをもらう場面もあったが、それも肉体的に好調であることの証。90分フル出場で、ブライトンのクラブ史上初の欧州カップ戦勝利に大きく貢献した。