■日本への各種の影響
日本はパレスチナとは地理的に遠く離れていますが、「対岸の火事」ではいられません。
紛争が拡大して中東からの石油の供給が滞ったら一大事。原油価格が上昇すれば、物価高はますます激しくなってしまいます。
サッカーも影響を受けるはずです。パレスチナでの紛争が拡大したら、2024年1月に開催予定のアジアカップもカタールで開催できなくなってしまうかもしれません。また、ワールドカップ2次予選で日本のグループにはシリアが同居しています。シリアは、もともと長期の内戦で大量の難民、避難民が出ている国なので国内で試合はできません。11月21日のシリア・ホームの日本戦もサウジアラビア西部の港湾都市ジッダでの開催が決まっていますが、これも情勢の変化によっては中止・延期の可能性があるでしょう。