■何もできないまま6分のロスタイムも経過

 ボールを奪っても浦和は突破口をつかめない。

 攻めあぐんでいたからだ。

 逆にボールを奪われて、あっという間にゴール前まで押し込まれてしまう。

 関根貴大がいないことがこんなにブレーキなのかとも感じた。

 何もできないまま6分のロスタイムも経過していった。

 最後の笛を聞くと、途中から出場してキャプテンマークを巻いた酒井宏樹も座り込んでいた。

 完敗だった。

「私が前の選手を変えすぎたのが原因かもしれないが、前に立っている選手たちが同じ言語を話していない状況だった」(マチェイ・スコルジャ監督)

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