「あっぱれ!」「これぞ宮市!!」横浜FM宮市亮の“爆速カウンター”約50mぶっち切り弾に称賛続々!「何度怪我してもこのスピードが落ちない」「エンジンが違う」の声の画像
今季2ゴール目を決めた横浜F・マリノスの宮市亮 撮影:中地拓也

 10月21日、J1リーグ第30節が行われ、日産スタジアムでは横浜F・マリノスが4―1で北海道コンサドーレ札幌に勝利した。逆転優勝へ“絶対に負けられない”中で先制点を決めたのが、宮市亮だった。

 昨年7月の日本代表戦で右ひざ前十字靭帯断裂の大怪我を負った宮市は「人生4回目」という手術を受けた後、長いリハビリ生活を経て今年5月に戦列復帰を果たした。そしてリーグ戦復帰3戦目となった6月10日の第17節・柏レイソル戦の試合終了間際に、劇的な決勝弾となる復帰後初ゴールを決めた。その後、プレー時間は増やしていたが、ゴールからは遠ざかっていた。

 その宮市が、代表ウィーク明けの一戦に4−3−3の左ウイングとして自身4試合ぶり、今季通算4試合目のスタメン出場を飾った。そして、立ち上がりから存在感を見せていた中で迎えた前半19分のことである。

 カウンターだった。自陣でアンデルソン・ロペスが混戦の中からボールを奪い切って前を向くと、すでに宮市は裏のスペースを狙って走り出していた。そこにスルーパスが通る。ハーフウェイライン手前から相手DFとの競争となったが、宮市が自慢の快足を飛ばして完全に抜け出すと、そのまま2タッチでペナルティエリアに侵入する。最後は冷静にGKの位置を見て、左45度の位置から右足でカーブをかけた正確なシュートをゴール右隅に突き刺した。

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