「待ってた古橋!!」「流し込む技術は別格」古橋亨梧の“ノエスタ凱旋弾”の完璧なポジショニング&冷静沈着なシュートに脱帽!「そこにいることができる」との声の画像
日本代表通算5ゴール目となる“ノエスタ凱旋弾”を決めた瞬間のサッカー日本代表の古橋亨梧  撮影:中地拓也

 10月17日、サッカー日本代表がノエビアスタジアム神戸でチュニジア代表と対戦し、2―0で勝利した。その試合の先制点となった古橋亨梧の“凱旋弾”に称賛の声が寄せられている。

 直近5試合で計22得点という圧倒的な攻撃力で国際Aマッチ5連勝中だった森保ジャパン。新潟でのカナダ戦から中3日という試合に、古橋は4−2−3―1の1トップとしてスタメン出場した。古橋はこの試合の前まで日本代表通算20試合で4得点を決めていたが、スタメン出場した試合でのゴールを決めたのは2021年6月7日のW杯アジア予選・タジキスタン戦での1得点のみ。以来、スタメン6試合連続ノーゴールだった。

 だが、この日は違った。かつての本拠地に駆け付けた神戸ファンからの大歓声を受けてピッチに立つと、前半11分にペナルティエリア手前で鋭い切り返しで相手をかわしてFKを獲得。その後も中盤からの組み立てに参加しながら、ゴール前に顔を覗かせ、虎視眈々と得点を狙った。

 そしてピッチ外で上田綺世がウォーミングアップを始めた直後の前半43分だった。中盤で守田英正が起点となり、縦パスを受けた久保建英が相手のチャージにも倒れずに旗手怜央へボールをつなぐ。その旗手が右サイドの伊東純也へパスを出すと、相手DFが足を伸ばしてカットしたボールがゴール前中央にいた古橋の足元へ。“急にボールが来た”状況だったが、すでに体をゴールに向けて“準備万端”だった背番号11は、慌てることなく冷静に、ワントラップからの右足シュートをゴール右へ流し込んだ。

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