■7連勝の千葉は先制点を許すも…
ジェフユナイテッド千葉の快進撃が途切れた。
J2リーグ38節が10月7、8日に開催され、5位の千葉が12位の水戸ホーリーホックをホームに迎えた。小林慶行監督が率いる千葉は、J2クラブ最多タイの7連勝でこの一戦を迎えている。
試合は23分に動く。千葉のGK鈴木椋大のゴールキックがカットされ、ペナルティエリア手前から水戸MF鵜木郁哉に鮮烈な無回転のミドルシュートを決められてしまったのだ。ところがその直後、水戸のFW安藤瑞季が2枚目のイエローカードで退場となる。千葉はビハインドを背負ったが、残り時間を数的優位で戦えることとなった。
水戸が4-4-1になったことで、千葉のビルドアップには余裕が生まれた。相手のプレスが届かない選手が生まれ、ボールを失っても敵陣ですぐに奪い返すことができる。あとは、どうやってゴールをこじ開けるか。39分にその答えを示した。
左MFドゥドゥがタッチライン際でパスを受け、ボランチの見木友哉が内側のレーンをドリブルで突く。左SB日高大とのワンツーで左サイドをえぐると、ファーサイドへのクロスを右MF田中和樹がプッシュした。ピッチの横幅をギリギリまで使って相手の守備ブロックを広げ、サイド深くまで侵入して目線をずらしたことで同点弾が生まれた。
前半のうちに追いついた千葉だったが、2点目は遠かった。水戸が5バックに変更してきた後半は14本のシュートを浴びせたものの、ゴールをこじ開けることはできない。試合は1対1のドローに終わり、千葉の連勝は「7」でストップした。