10月7日、J2リーグ第38節清水エスパルスージュビロ磐田が行われた。白熱した静岡ダービーで、乾貴士のゴールシーンが話題になっている。
2位の磐田と3位清水の直接対決が訪れた。勝点差は1。勝者がJ1自動昇格圏内の2位へ浮上する重要な一戦、勝点3を勝ち取ったのはホームチームだった。
決勝点が生まれたのは前半の41分。GKから自陣で繋ぐ磐田に対して、清水も前からプレッシャーをかける。それを回避するようにサックスブルーのユニフォームは、センターサークル付近へロングボールを蹴る。清水はこれを狙っていた。
オレンジのユニフォームが競り合いに勝ちボールを前へ落とすと、受けた選手もダイレクトで前線へ蹴り出す。チアゴ・サンタナがそのボールをキープして収めると、ゴール前へ味方がランニング。サンタナはそこにパスを出すが、これは相手がブロック。ボールはペナルティアーク付近にこぼれる。そのこぼれ球へ助走をつけて走り込んで来たのが乾だった。背番号33はワンタッチで思い切り右足を振り抜く。
低い弾道のシュートはブロックに入った相手DFに当たるも、そのままゴールを目指す。そして、GKの逆を突く形になり、ネットを揺らしたのだった。
清水はこの1点を守り1-0で勝利。順位をひっくり返すことに成功した。