次に指摘したいのが、スコアラーの力だ。
ここまでの総得点数は清水が「1」上回るだけと大差ないが、清水には現在10ゴールの昨季J1得点王、チアゴ・サンタナがいる。さらにカルリーリョス・ジュニオが調子を上げてきており、現在14ゴールでチーム最多得点者となっている。
固め取りはないがコンスタントにゴールしているのが2人の特徴。ここ2試合は無得点だが、裏返せばそろそろ取る頃合いだとも言える。
対する磐田は、ジャーメイン良がチーム最多得点だが、9ゴールと2ケタに届いていない。出場した直近5試合で無得点なのも気がかりだ。チームとしてみれば、どこからでも点を取れるとも言え、前回対戦で先制点も決めている18歳、ここまで7得点の後藤啓介も脅威ではあるのだが…。
こうした差を考えて、軍配は清水に上がり、逆転で2位に浮上すると予想する。