■「何とか逆転してくれ!」

 ベンチから試合を見守っていた小泉は厳しい戦況に対し「前半で代わり、応援することしかできないので“何とか逆転してくれ!”という気持ちでした」と心境を語った。

 首位を走るヴィッセル神戸との勝点は8差に開いたが、小泉は力強く言う。

「(優勝の)可能性がゼロではなく、直接対決も残っています。結果がどうなろうと目の前の1試合1試合を戦って、全力を尽くすことしかできない。結果は後から付いてくる。サポーターの皆さんにとってもダメージの大きい勝点1ですが、次の水曜日(AFCチャンピオンズリーグ・ハノイFC戦)には試合があるので、しっかりと切り替えて良い準備するのがプロフェッショナルだと思っています」

 最後の最後まで諦めず戦い抜き、勝利を積み上げていくだけである。

(文・構成/石田達也)

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