「個で打開できる選手になりたい」浦和・MF伊藤敦樹が横浜FC戦後に話したこと。視察に訪れた森保―監督は「8番のプレー」をするための課題を提起の画像
浦和レッズの伊藤敦樹 撮影:中地拓也

 首位のヴィッセル神戸を勝点6差で追う、3位の浦和レッズが、ホームに横浜FCを迎えた一戦は1-1のドローとなった。

 前節のガンバ大阪戦に続き、相手に先制点を許す形でのスタートとなった。試合の入りが悪く押し込まれる展開で耐え切れずに失点したことが余計に試合を難しくした。追いかける浦和はボランチで先発したMF伊藤敦樹を中心に相手陣内に攻め込む時間を増やしていく。すると74分、FW興梠慎三がペナルティーエリア内で倒されPKを獲得。それをDFアレクサンダー・ショルツが決め同点とするも、横浜FCの堅牢な5バックを崩せず痛い引き分けに終わった。

 伊藤は「自分たちは、モチベーションも髙く勝ちにいきましたが、自分を含め足取りが重かったというか、もったいない入りをしてしまった。相手の勢いもありましたが、もったいない前半でした」と振り返った。

 この試合は日本代表森保一監督が視察。先日の欧州遠征のトルコ代表戦で初先発初得点をマークした伊藤はアピールにつなげたいところだったが、ゴール前に飛び出すプレーは鳴りを潜め、中盤でボールを捌くプレーに終始。64分にはフリーキックのこぼれ球を拾い、右足ボレーシュートを放つも枠を捉え切れなかった。「ブロックを作る相手に対して崩し切れる力を付けないといけない。個人で打開できる選手になりたい」と、さらなるレベルアップを口にする。

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