■CR7も及ばない女子選手
だが、キャップ数男子世界最多記録の「CR7」も、女子選手には遠く及ばない。アメリカ代表で23年間もプレーしたクリスティン・リリーは、なんと「354キャップ」という、とてつもない記録を残しているのである。1987年に16歳でアメリカ女子代表にデビューし、2010年までFW、あるいは攻撃的なMFとしてアメリカ代表のユニフォームを着た。
女子ワールドカップ出場は5大会(1991中国大会、1995スウェーデン大会、1999アメリカ大会,2003アメリカ大会,2007中国大会)、オリンピックにも3大会(1996アトランタ大会、2000シドニー大会、2004アテネ大会)出場し、両大会で2回ずつ優勝に輝いている。
なでしこジャパンの澤穂希も、「CR7」の記録を上回っている。1993年に15歳でデビュー、2015年の女子ワールドカップ・カナダ大会までプレーし、通算「205キャップ」である。もちろん男女を通じての日本最多キャップ数。2011年女子ワールドカップで得点女王となり、なでしこジャパンを優勝に導いて日本中を大きく勇気づけたことは、誰もが覚えている。