■鈴木彩艶の活躍を楽しみしている
勝利に貢献した浦和の守護神に特別な思いを抱いているのがGK鈴木彩艶(シント=トロイデンVVに期限付き移籍中)だ。
先日のチュニジア代表との親善試合では日本代表の守護神としてゴールマウスを守り無失点試合(2-0)を達成。試合前の会見では「ずっと浦和時代から西川選手を追いかけてきた訳ですし、西川選手を追い越して(チュニジア戦に)立ったって訳ではありませんが、そういった選手たちが立っていた舞台に立てることは非常に嬉しく思います」とコメントを残した。
西川は鈴木彩の活躍について「試合は見ていませんが、ゼロで抑えた結果はニュースを見て知っています」と答えると、「彼と一緒にやってきて、プレーだけではなく、人としての素晴らしさは重々承知しています。浦和を代表しキーパーチームでやっていた取り組みを、今、世界を相手にして戦ってくれています。彼が活躍するほどキーパーチームでやっていたことが認められると思います。僕は浦和のゴールを守っていますが、彼は世界の舞台に羽ばたいていきました。彼の活躍を楽しみにしています」と、優し気な眼差しでエールを送った。
さらに、「シン=トロイデンのハイライトを見ています。どういうプレーしているのか、自分たちがやっていた取り組みがどこまでやれているのかと、自分に置き換えながら見ているので楽しいですね」と続けた。
ヨーロッパと日本、それぞれの舞台でお互いを高め合っていく。
(文・構成/石田達也)