■次回代表までに7試合の過密日程
「10月の代表までに7試合くらいあって、CLも入ってくるので、タフな日程にはなりますけど、まずはしっかりとフィットした状態を維持することが大事になりますね」と彼はトルコ戦後に語っていたが、難しい戦術・ハードなスケジュールに忙殺されて、再びケガをしていたのでは意味がない。過密日程でもフル稼働できるフィジカルを確立させ、日本の大黒柱として「絶対に安心」という状況を作り出さなければならないのだ。
いきなり冨安に多くのことを求めすぎるのは酷だが、間もなく25歳になる彼はもう若手ではない。19歳で初キャップを飾り、20歳になった直後の2019年アジアカップ(UAE)で吉田麻也(LAギャラクシー)以上の存在感を示した男なら、必ずできるはず。ここからの冨安が躓くことなく、グングン成長していくことを大いに期待したいものである。
(取材・文/元川悦子)