【蔚山戦勝利を導いた川崎・鬼木監督のマネジメント術(1)】完敗・新潟戦の翌日、笑顔で練習に挑んだワケ。「監督の機嫌が悪いと、雰囲気も悪くなる」…現役時代とは真逆の考えの画像
蔚山戦で指揮を執る川崎フロンターレの鬼木達監督 撮影:中地拓也

「どうしても勝たなければいけないゲームだと思っていました。アジアを取るためには、蔚山を超えていかないと難しいと思っていたので、とにかく今日は攻守においてどれだけアグレッシブに戦えるかというところで入りました」

 10月3日に行われた、ACL第2戦。難敵である蔚山現代との重要な一戦に向けて、鬼木達監督がどのように挑んだのか。それは、冒頭に記した、試合後の最初のコメントの中にあった。「どうしても勝たなければいけない」という強い言葉を使ったのは、けっして勝利した後だからではない。その前日、鬼木監督に筆者が聞いた時点で、「この1週間が1年の中でも非常に重要な1週間になる」と相当な覚悟を述べていたからだ。

 冒頭のコメントは、さらに、「前半のスタートから最後まで、選手は本当に集中力が高かった。なかなか点が入りませんでしたが、その中でも焦れずにやり続けたことがすべて。本当に選手に感謝しています」と続く。

 実際、この日の川崎は攻守において強敵を圧倒してみせた。直近のリーグ戦であるアルビレックス新潟戦とは違ったチームになったかのように、ピッチの上でゲームを支配してみせた。

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