■J1昇格プレーオフ出場圏をめぐる争いも熾烈に
ジュビロ磐田が足踏みだ。
9月24日に行なわれたJ2リーグ36節で、磐田はファジアーノ岡山に1対2で敗れた。これで2試合連続で勝利を逃している。2位の清水エスパルスがヴァンフォーレ甲府と引分けたため、勝てばJ1自動昇格圏の2位に浮上することができただけに、横内昭展監督のチームにとっては痛恨の敗戦となった。
清水を勝点1差で追いかける磐田は、難しい試合を残している。次節は6位のV・ファーレン長崎、その翌節は清水との直接対決だ。40節には勝点1で4位の東京ヴェルディ戦も控える。
その東京ヴェルディも、今節は引分けた。ホームに藤枝MYFCを迎え、2度のリードを守り切れずに2対2で試合を終えている。これで2試合連続のドローだ。
城福浩監督が指揮する同チームも、次節からJ1昇格プレーオフ圏を争うザスパクサツ群馬、大分トリニータ、ジェフユナイテッド千葉、そして磐田との4連戦だ。2位の清水を勝ち点3差、3位の磐田を勝ち点1差で追いかけているが、5位以下のチームの動向も気になる立場だ。東京Vの後方からは、6連勝の千葉が勝点4差まで迫ってきた。
3位から6位のチームが出場するJ1昇格プレーオフは、トーナメントで争われ3位と6位、4位と5位が対戦する。試合会場はリーグ戦上位クラブのホームだ。プレーオフを優位に戦うためにも、何位でフィニッシュするのかは見逃せない。そこでは、勝点はもちろん得失点差も重要になってくる。残り6試合、1点の重みが増していく。