9月23日、J1リーグ第28節が行われ、アルビレックス新潟が3―1で横浜FCに快勝。その先制点となった三戸舜介のゴールが反響を集めている。
新潟のホーム・デンカビッグスワンスタジアムでの一戦。浦和レッズ、ガンバ大阪を相手に2試合連続引き分けとしぶとい戦いを演じてきた新潟は、立ち上がりからボールを支配して攻勢に出る。そして開始6分、左サイドバックの堀米悠斗から攻め上がったボランチの島田譲に縦パスが入る。その島田がサイドに出すと見せかけて、中央で裏を狙う動きから立ち止まって相手のマークを外した三戸に縦パスを入れた。
ボールを受けた場所はペナルティエリア手前。この瞬間、三戸はゴールを背にして後ろ向きの状態だったが、絶妙のファーストタッチからの切れ味鋭いターンで、背後から寄せに来たDFを外して前を向く。そしてゴールの位置を一瞥した直後に左足を一閃。利き足とは逆足のためにコースこそ甘かったが、ややブレ球となった強烈なシュートをGK永井堅梧は防ぎ切れず、ニアサイドのゴールに吸い込まれた。
三戸は前節のガンバ大阪戦でも試合終了間際に股抜きドリブルからの鮮やかな同点弾を決めており、バーレーンで行われたU−22日本代表戦から帰国後、2試合連続ゴールとなった。