現地時間9月17日、ベルギーリーグ第7節が行われ、スタンダール・リエージュが3−1でオイペンに勝利。この試合で1ゴール1アイストの活躍を披露した日本代表MF川辺駿に称賛の声が集まっている。
サンフレッチェ広島から2021年夏に海外移籍した川辺は、スイス・グラスホッパーでのプレーを経て、今季からベルギーでプレー。開幕から6試合勝利なし(3分け3敗)と調子が上がらない中、3−5−2のトップ下としてスタメン出場し、立ち上がりから積極的にボールに絡んで攻撃を組み立てた。そして前半アディショナルタイム、中盤右サイドから前線のスペースに浮き球のパスを送ってウィルフリード・カンガの先制点を演出した。
さらにその2分後だった。チーム全体で前線からプレスを仕掛けた中、川辺が鋭い読みで相手のパスをカット。右サイドのペナルティエリア手前で前を向くと、そのままドリブルで前進した後、右足での鋭いキックフェイントで相手DFをかわすと、カットインする形で中央に切り込んだ後、左足での正確なシュートをゴール左隅に突き刺した。
川辺にとっては2試合ぶりの今季2ゴール目。前半を2−0で折り返したスタンダール・リエージュは、後半にも1点を追加し、3−1で今季初勝利。川辺は1ゴール1アシストの活躍で、お役御免の形で後半38分にベンチに下がった。