■「今回はヒーローになりたいです」
そして、「次の新潟戦でPKを得ても蹴りたいですか？」という本誌記者の問いに対しては、「蹴りたいです、毎回蹴りたいです」と即答。「前回、外していますけど、そこに臆する気持ちはないですか？」と尋ねると、かぶせ気味に「ないです」と力強く答えたのだった。
新潟戦では延長後半に一次勝ち越し弾を決めていることもあって、「いいイメージはあります」とし、「今回はヒーローになりたいです」と締めくくったのだった。
FWバフェティンビ・ゴミス、レアンドロ・ダミアン、小林悠、宮代大聖という強力なライバルがいる中で、ストライカーとして磨きをかける日々の山田。成功も失敗もピッチ外の喧噪も泰然自若と受け止め、そして、常にゴールを狙い続ける姿はストライカーとしての風格を感じさせた。
（取材・文／中地拓也）
