■「試合に出るに値するプレーができなかった」

 勝点3を積み上げたいチームは、後半から早川に代えて、12日のトルコ代表戦で日本代表初先発し初得点を記録したMF伊藤敦樹を投入。背番号35の出番は前半45分で終わった。

 早川は「流れの中で、もっと試合に出るに値するプレーができなかったことが、この交代のすべてだと思います」と悔しさを滲ませるも「前半はビルドアップより裏に抜けることに固執しても良かったと思いますが、選手間では、ああいう展開になると話はしていたので、ネガティブにならずに、仕方ないというところでした」と振り返った。

 チームの先輩であり、自分と代わってピッチに立った伊藤に関しては「(トルコ戦のゴールは)あれは凄いとしか言えないです。流石です(笑)。もちろん見習うところはありますが、自分ができることを再確認して、それを伸ばすことが今の自分にできることだと思います」と早川は前を向いて語った。

 まだまだ成長過程の真っ只中。1つ1つの経験が早川を大きくし、成功体験が自信を植え付ける。ここからのさらなるレベルアップと活躍に期待したい。

(取材・文/石田達也)

  1. 1
  2. 2
  3. 3