浦和レッズMF早川隼平が「結果がすべての世界で、そんなことは言ってられない」とシュートシーンを振り返る。公式戦3試合連続先発も、さらなる成長誓うの画像
浦和レッズMF早川隼平 撮影:中地拓也

■9月15日/J1リーグ第27節 浦和レッズ 0-0 京都サンガF.C. (埼スタ)

 4位の浦和レッズは、14位の京都サンガF.C.と対戦し、相手の倍以上となる13本ものシュートを打ったがすべてが空砲となり0―0の結果となった。

 そんな中、17歳のMF早川隼平がリーグ戦2試合目、そして公式戦3試合連続で先発メンバーに名を連ねると4-2-3-1のトップ下でプレーした。「調子が良いか、悪いかは自分では分からないところもありますが、ルヴァンカップでは最低限の任されたタスクをこなせて、その流れでの今回(先発)だったと思います」と話した。

 試合の立ち上がりは膠着状態が続いた。ボールを持つ京都に対し、浦和は慌てず守備に追われながらもカウンターを狙っていく。相手の圧を見極め反撃に転じる浦和は右サイドハーフのMF小泉佳穂と早川の位置を入れ替えてボールを動かしにかかる。

 46分にホームチームにビッグチャンスが訪れる。自陣でのクリアーボールをFWホセ・カンテが受けると裏に飛び出したMF関根貴大がドリブルで運び相手キーパーと交錯し、こぼれ球を狙うも枠を捉え切れず。

 そして、その2分後には京都守備陣のパスミスを見逃さず早川がパスカットし、ペナルティーエリア手前から左足シュートを放つが相手キーパーにキャッチされてしまう。早川は「相手のセンターバック間で、パスがズレたこともあったので、前に行きボールを受けました。カンテのランニングが見えましたが、良い形で運べて、パスの選択肢もありますが、あそこで仕掛けなけばという部分もあります。ちょっとシュートが残念でした」とコメント。力のある惜しいシュートであったことは間違いないが「結果がすべての世界で、そんなことは言ってられない。チャンスがいつ回ってくるのか分からないところで言えば、決めなければいけない部分でした」と続けた。

 仕掛けてスペースがあるからこそ、パスよりシュートを選択。アタッカーとしての貪欲さが若武者を突き動かしたのだ。

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