■2位・磐田は2度のリードを許し…
後半アディショナルタイムに、ドラマが待っていた。
J2リーグ34節が9月9、10日に開催され、J1自動昇格圏の2位につけるジュビロ磐田は、最下位に沈む大宮アルディージャをホームに迎えた。
8月26日の32節でジェフユナイテッド千葉戦に2対3で敗れ、9月2日の33節ではブラウブリッツ秋田と1対1で引き分けた。87分のゴールでドローに持ち込んだ秋田戦後、横内監督は「この勝点1を絶対に次につなげなければいけない」と話した。果たして、この日も難しい展開となる。
5-3-2のブロックを敷く大宮の守備を崩せず、リスタートからゴールに迫られる。18分にはCKをきっかけに先制点を許す。3試合連続で追いかける展開となった。
25分には右CKからDF伊藤槙人がヘディングシュートを決め、1対1の同点とする。その後も敵陣で試合を進めるが、2点目を奪うことはできない。1トップのジャーメイン・良が前線で起点となり、2列目のMF松本昌也、MF金子翔太、MFドゥドゥが距離感良くボールに関わっていく本来の姿が、なかなか見られないのだ。公式記録に10本のシュートが記された前半だったが、決定的と言えるシーンは得点シーンに限られた。