J2ヴァンフォーレ甲府のマスコットが、アジアデビューを果たした。喜ばしいことである一方で、その姿には”懸念の声”も上がっている。
甲府がクラブ史上初の挑戦に乗り出す。天皇杯覇者として、初めてAFCチャンピオンズリーグ(ACL)に出場するのだ。
かつて、J1所属時に出場権を得てJ2降格後にACLを戦った東京ヴェルディや、J2からJ1への昇格を決めた後に天皇杯を制してACL出場権を得たFC東京の例はある。だが、J2所属のクラブとして天皇杯優勝を果たし、J2のクラブのままACLに挑むのは、甲府が初めての例となる。
その注目のクラブである甲府のマスコット「ヴァンくん」が、一足早くアジアデビューを果たした。ACLのSNSで、もう一方のマスコットであるフォーレちゃんとともに取り上げられたのだ。
「ようこそアジアへ」との一言とともにクラブの旗を手にした写真が紹介されたヴァンくんだが、どこか違和感がある。ふだんはユニフォームを着ているはずが、「パンイチ」なのだ。
ヴァンくんは今年4月のJ2第11節の開始前、お腹を見せたりパンツ姿を見せる掛け合いで来場した人々を笑わせていた。するとこの動画が、360万人のフォロワーを持ち世界中でも人気のSNSアカウントで紹介されていた。
本人もまんざらでもなかったようで、自身の公式アカウントで下着姿のノルウェー代表FWアーリング・ハーランドの写真を引用しながら、「パンイチしか勝たん」などと投稿。「ACLはパンイチでとうじょうするのありですか?」ともつぶやいていた。