広島をサッカーどころに押し上げたドイツ人捕虜【ドイツと日本をつないできたサッカーという絆】(1)の画像
日本とドイツの間には長いつながりがある(写真はイメージです) 撮影:中地拓也

 サッカー日本代表は今月、ドイツへと遠征する。現地で対戦する予定のドイツ代表とは、昨年のワールドカップでも顔を合わせた。最近はドイツでプレーする日本人選手も多い。その両国の絆をサッカージャーナリスト・後藤健生がつづる。

■隔世の感

 ヨーロッパ遠征中の日本代表は9月9日(日本時間同10日)にヴォルフスブルクのフォルクスワーゲンアレーナでドイツ代表と対戦する。

 日本は昨年のカタール・ワールドカップでドイツ相手に勝利しており、今回の対戦では、中2日でフランス戦を控えているドイツ代表が主力を温存する可能性もあり、アウェーゲームとはいえ日本勝利の可能性も大いにある。

 とくに、日本代表の攻撃陣は開幕したヨーロッパ今季の各国リーグで好調を維持しており、今回の対戦では昨年のワールドカップでの対戦のような一方的に押し込まれる展開からのリアクション・サッカーではなく、自分たちでボールを動かす積極的なサッカーを展開してもらいたい。

 今回の対戦は親善試合であり、「結果よりも内容」を見るべきだろう。

 さて、日本のサッカーとドイツとの関係を巡る“過去”を振り返れば、日本代表がドイツの地でドイツ代表と戦い、しかも本気で勝利が期待できるというのは、まさに“隔世の感”と言わざるを得ない。

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