イングランド・プレミアリーグのチェルシーが、今季のアウェイ用ユニフォームを発表した。華々しくお披露目されたものの、上がっているのは非難の声だ。
チェルシーは現在、過渡期にあると言っていい。何より大きいのは、ロシアのウクライナ侵攻を背景としたロマン・アブラモビッチ氏のオーナー退陣だった。
昨季は2015-16シーズン以来となる、プレミアリーグでの2ケタ順位に沈んだ。生え抜きのメイソン・マウントがマンチェスター・ユナイテッドへと移籍し、カイ・ハバーツらも手放すなど、多くの主力がクラブを去った。
それでも、クラブは前進しなければならない。指揮官にはマウリシオ・ポチェッティーノを迎えた。モイセス・カイセド獲得にも大枚をはたくなど、巻き返しへの道を探っている。
すでにシーズンは始まっているが、さらに畳みかける。新シーズンに着用するアウェイ用の新ユニフォームを発表したのだ。
「90年代が大好き!」。そんな言葉とともにクラブのSNSには新ユニフォームを紹介する動画が投稿された。
流れるのはディスコミュージック。浮かび上がるのはラジカセだ。地面を描くパースペクティブのラインが、そのままユニフォームの形をとる。