■「どの攻撃が効果的なのかっていうのを、もっと早く理解しておけば」
札幌のGK高木駿のパスミスがきっかけで、67分に脇坂泰斗がゴールを決めると、その4分後には左右を大きく使った攻撃を佐々木旭のゴールで完結させて2-2の同点に。押せ押せのムードになるが、問題はそこから先の時間帯にあった。チャンスは作れどもゴールは決まらず。その結果、札幌に希望を与える結果となり、後半ATには小林祐希に決定機を与えてしまった。
両チームとも3点目を奪えず引き分けとなったが、この結末について車屋は「最後のところじゃないですかね。今はどの攻撃が効果的なのかっていうのを、もっと早く理解しておけば、残り15分ぐらいにそういう攻撃はできたと思うし」と反省していた。
つまるところ、ピッチ内でどれだけ判断して戦況を変えられるのかということであろう。負けはしなかったが、勝てなかったとも言える一戦だった。
(取材・文/江藤高志)