川崎フロンターレはまたしても勝てなかった。8月26日にホームに北海道コンサドーレ札幌戦を迎えたが、3連敗の悪い流れは払拭できず。いいところのなかった前半に2失点する苦しい展開を強いられた。結果的にシュートゼロに終わった前半について車屋紳太郎が振り返る。
「入れても潰される、その連続で守備の時間が長くて。相当前半はしんどかったですね」
そう話す車屋は「何をやっても上手く行かなかった」のだと振り返る。もちろんマンツーマンの守備でくる札幌に対し「(マークに)付かれてても入れて行こうという意識は持ってたんですが」と話すが「入ったところで潰されるという」内容になってしまったと悔しげだった。
札幌の守備に対しチョン・ソンリョンを加えたパスワークで打開しようとしていたとも話すが、できたパスコースを見逃すなどしており「そこは、良くなかったかなと、率直に思います」としている。
そんな前半を折り返して迎えた後半。川崎は一転して札幌を押し込み続けた。
「もちろん(札幌が)一人少なくなったのはありますが、そのきっかけを作ったのは、自分たちですし」と後半から出場のマルシーニョを使った攻撃と、そのマルシーニョの突破がきっかけで岡村大八が退場の判定を受けた展開に胸を張った。
札幌は2点のリードと10人になったこともあり、守備的に戦うことになるがそこで川崎はブレなかったのはじれなかった点だと車屋。
「じれずにボールを動かしながら、2−0という点差はありましたけど。みんな慌てて攻撃をしなかったというか。押し込んで押し込んで、空いたところに入る。そういう攻撃が良かったかなと思います」