「あのピッチに自分も立ちたい」伊藤敦樹がドイツ戦大勝を間近で見て思ったこと。浦和の下部組織に「良い刺激を与える」ためにも、トルコ戦は「自分のキャリアにとって大事な1日」の画像
ベルギーのゲンクで練習するサッカー日本代表の伊藤敦樹 撮影:中地拓也

 9月12日、サッカー日本代表はトルコ代表と対戦する。この試合を前に、浦和レッズ伊藤敦樹が取材に応じた。

 この取材が行われる2時間前、森保一監督は前日会見に出席。その中で、ドイツ戦から大幅にメンバー変更を行うことを明言した。「選手層の幅を広げる、厚くする、そしてより多くの選手に我々の戦うコンセプトの部分の共有をしてもらう」と説明しており、今回が2度目の招集となる伊藤にとっては、千載一遇のチャンスと言える。

 伊藤にとっては今回が初めてとなる、アタマからの代表招集である。初めて招集された6月シリーズでは、追加招集という形で森保ジャパン入りをしていた。

 だからこそ、伊藤はドイツ戦で出場がなかったものの、その活動の中で感じているものがあるのではないか。そう思って手応えと課題を聞くと、言葉を丁寧に紡いでこう話してくれた。

「前回は追加招集という形で、今回は最初から代表活動に参加できてることに感謝とまずは手応えを感じてて、まずこの場にいれることでチャンスはあります。そういった中で、ドイツ戦ではチャンスはもらえなかったですけど、ボランチで途中で入った田中碧選手がああやって、ボランチの位置からペナルティエリアまで入って得点を決めた形っていうのは自分でも求めてる部分。

 田中碧選手が表現したように、自分があの試合で、あの時間に入ってああやって結果を残したいと思ってますけど、それはまだまだ序列的に勝てていない。そこはこれからの自分での代表活動の中でのアピールにかかってると思うので、そこは明日のトルコ戦でどれだけ表現できるかが、これからの自分のキャリアにとっても、日本代表のこれからの活動にとっても大事な1日になるかなと思ってるんで、そこは自分らしさを表現して、積極的に挑戦していきたいかなと思っています」

  1. 1
  2. 2