■「それはいい特徴もあれば、ちょっと悪く出る部分もある」
実際、カタールでの5バックはどう感じたのか、についてはこう説明をする。
「ワールドカップの時はどうしても後ろ後ろになって、前の選手も後ろ重心っていう風になりましたけど、やっぱりどっかでカウンターに出て行きたいとか、はめれる部分があるんだったら強く行くとか、そういったところはメリハリのあるワールドカップよりもメリハリのある守備はできたかなと思います。
基本的にそんなに大きくは変わらないんですけど、ただ5枚になったときの特徴ですけど、それはいい特徴もあれば、ちょっと悪く出る部分もあるし、そのメリットデメリットをしっかりみんなが理解しているというのは大きかったかなと思います」
後ろに重心がかかるために、ボールを前から取りに行くことができない。その改善のために、前に行くためのチーム内での共有を図っている。ただ守るだけではなく、狙いを持って5バックの時間を過ごし、そして、着実にトライしているようだ。
森保ジャパンの次の活動は10月に行われるもので、日本国内が舞台となる。アジアカップに向けての数少ない実戦機会の中で、日本代表はさらに成熟を図っていく。