■「ボール支配率が多分27%で…」
ドイツW杯で町田はメンバー入りできなかったが、ドイツ戦の映像は何度も見返している。そして、「やっぱり選手同士でも話してました」と話すのが、その内容だ。
「W杯のときの数字を見てもボール支配率が多分27%で、その数字自体もやっぱり上げていこうっていうのは話してました。後ろでズルズル行くんじゃなくてやっぱりボールを高い位置で奪って攻撃するっていう部分では、全員の意思共有はできてると思うので、やっぱり高い位置で自分たちが主導権を取ってやれればいいかなと」
そして、それを下支えするのが選手個々の成長である。
「個々の1対1のレベルが上がっていることで組織のオーガナイゼーションっていうのがよくできてると思いますし、そういう自分たちの選択肢を増やしている」
その個の強さについて、「やっぱり後ろに安心して任せられる選手がいないと前から奪いにいくことができないですし、中盤で激しくボールを奪いにいってくれる選手がいないと、多分前から規制もできないと思います。そういう意味では、やっぱり個々のレベルは上がっていると思います」
今回の代表活動で、森保ジャパンは9日にドイツ、12日にトルコ代表と対戦する。町田に出番は訪れるか、そして、膨らませるイメージをどのようにピッチの上で表現するか――。
(取材・文/中地拓也)