【森保JAPAN、ドイツ戦注目の2人(1)】切り札から絶対的エースへ。三笘薫がドイツとの再戦で示すべきもの――試合前に語った「今回は攻撃的な自分のよさを出せればいい」の画像
サッカー日本代表の三笘薫 撮影:中地拓也

 ここ最近、バスケットボールとラグビーの両ワールドカップ(W杯)に話題を持っていかれがちなサッカー界。だが、ドイツ(9日=ヴォルフスブルク)・トルコ(12日=ゲンク)という両強豪国と激突する9月シリーズは、世間の関心も一気に上がるはずだ。

 とりわけ、ドイツは2022年カタールW杯初戦で劇的逆転勝利を挙げた印象深い相手。日本としては連勝を目指したいところだが、森保一監督は「前回は勝利できたが、ドイツが間違いなく強いチームだったということは選手たちもW杯後に話していた」と先月31日のメンバー発表会見でも神妙な面持ちで語っていた。

 確かに10カ月前の大一番を振り返ってみても、日本は序盤から圧倒的にボールを支配され、前半は手も足も出ない大苦戦を強いられた。後半になって3バックにシフトし、堂安律(フライブルク)と浅野拓磨(ボーフム)の2ゴールでひっくり返したが、同じような入りをしていたら、アッサリやられる可能性も否定できない。だからこそ、今回は試合の頭からアグレッシブに行くべきだろう。

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