今季からオランダ王者フェイエノールトに所属しているサッカー日本代表の上田綺世。オランダリーグ第4節に途中出場すると、ついに初ゴールを記録した。
それは、9月3日に行われたアウェイでのFCユトレヒト戦のこと。チームは前半8分に先制するも、同19分に失点。しかし同28分にフェイエノールトが勝ち越し弾を奪うと、後半1分にも加点。3-1とした後半10分に上田がピッチに立つ。
そして同27分に記念すべき初ゴールを記録する。この時間帯、フェイエノールトはボールを出し入れしながら相手の隙を探る。そしてその中で、味方からの縦パスが上田に入る。これをペナルティアーク内の左で受ける際、前にボールを運びながら自ら滑らかに反転。
一瞬で相手DFを置き去りにすると、相手GKとの1対1を制す。その頭上を通す形の軌道で、ボールはゴールネットの上に突き刺さったのだ。
上田は昨季、初めての海外挑戦にベルギーで挑み、1部リーグで得点王争いを繰り広げた。その得点数は20。多くのファンが期待してのオランダ挑戦の初ゴールは、その嗅覚と技術を見せつけるのに十分なものだった。