現地時間の9月3日、437回目の歴史を刻んだのが“オールドファーム・ダービー”だ。世界で最も熱いダービーとも言われるこのゲームにおいて、サッカー日本代表FW古橋亨梧がまたも見せた。
スコティッシュプレミアリーグの第4節。セルティックは宿敵レンジャーズのホームゲームに挑んだ。共にグラスゴーを本拠地とするこのダービーは、これまでいくつものドラマと感情を生んできた。
この試合に日本代表としては古橋と前田大然が先発出場。小林友希がベンチ入りした。そして前半のアディショナルタイム、この試合で唯一のゴールが生まれた。古橋亨梧が圧巻の得点を決めたのだ。
この場面はセルティックが意図して崩した場面ではなかった。GKが蹴ったボールはレンジャーズの最終ラインに頭ではね返される。そのはね返りを、セルティックの中盤が反射的に頭で戻す。これが最高のスルーパスとなって、相手最終ラインの裏に出る。
しかも、そこにいたのが古橋だった。日本代表FWはこれに反応すると、なんと、ペナルティアークの中で右足を振り抜く。ボールはバウンドしながらゴール左下を射抜き、重要な一戦でスコアを動かしたのだ。