■「もっともっと厳しくやり続けないといけない」
そんな上福元のリーグ戦出場は、7月15日の横浜FM戦以来のこと。試合勘に難しさがあって不思議ではない中、前半41分にはCKからの流れの中で至近距離で進藤亮佑に打たれたシュートを弾き出すなど、良さを出せていた。
結果的に喫した3失点はいずれもGKにとってはノーチャンスだということで、アピールにはなったはず。
今後、正GKの競争が激化していく可能性はあるが、上福元は「チームで勝負するっていうのがサッカーだと思うので」と述べ、チーム全体を俯瞰していた。
そして勝たせるための「雰囲気のようなもの」という「ちょっと言葉で表しづらい部分」。すなわち「オーラというか。そういう雰囲気っていうもの」を身にまとうためにも「もっともっと厳しくやり続けないといけない」としていた。そして改めて「勝たせられるような存在になっていきたい」と力強く語った。
(取材・文/江藤高志)