9月1日、驚きの移籍があった。J1鹿島アントラーズが、サッカー元日本代表でかつてチームに所属していた柴崎岳の加入合意を発表したのだ。背番号は20で、9月4日に合流するという。
現在31歳の柴崎は、青森山田高校2年生の時に鹿島アントラーズと仮契約を結び、2011年に正式入団。背番号20を背負って、常勝軍団でプロ入りした。
プロ1年目にして13試合に出場すると、翌12年には31試合に出場して1得点を記録。以降、16年まで主軸としてプレーし続け、そのリーグ戦出場数は172を数えていた。そして16年には背番号10を託され、鹿島の歴史に名前を刻んでいた。
その柴崎は2017年にスペイン2部のテネリフェに移籍して、初めての海外移籍に挑戦。同年夏にはヘタフェへと移籍してスペイン1部でプレーすることとなった。その後、デポルティーボ・ラ・コルーニャ、CDレガネスと所属クラブを変え、ついに鹿島に復帰することとなった。
昨年末に行われたカタールワールドカップのメンバー入りも果たしていた柴崎への期待と懐かしさは大きく、チームは「おかえり! またともに戦いましょう、岳さん!」のメッセージとともに公式ツイッターに“お帰り動画”を投稿して、その帰還を大々的に報告したのだった。