画像・写真:18位と19位の裏天王山!勝負を決めたJリーグ9月デビューの「打ってよし投げてよし」21歳大学生、最後まで「共に戦う覚悟を示した」緑と青の勇者たち【横浜FCvs湘南ベルマーレ】激闘PHOTOギャラリー 原壮史 J1 横浜FC 湘南ベルマーレ Jリーグ 2025.09.29 18位の横浜は勝ち点28、19位の湘南は3ポイント下の25という状況で迎えた直接対決。順位表に目を向ければ、この日に試合のある17位のマリノスは勝ち点28で横浜と並んでおり、前日に試合を終えているヴェルディと名古屋は勝ち点36となっている。(20250928)撮影/原壮史(Sony α1使用) 試合は、湘南が静かに、横浜が勢いよく、という正反対の入り方を見せ、立ち上がりは約10分に渡って横浜の攻撃が続いた。しかし、湘南のブロックが耐え抜くと、そこからは両チームのGKが忙しくなる。(20250928)撮影/原壮史(Sony α1使用) ジワジワと湘南がボールを持つ展開へと移りつつあったが、横浜の強みが一刺しを実現した。キーとなったのは、新潟医療福祉大在学中で加入内定済の細井響(写真)。ルヴァン杯で3試合に出場していた特別指定選手は、9月12日の町田戦でリーグ戦初出場初先発を果たすと、いきなりロングスローでアシストを記録。いきなり結果を残してみせた背番号70は、残留争い真っ只中の状況で、そこから4試合連続の先発起用となった。(20250928)撮影/原壮史(Sony α1使用) 32分、右サイドの高い位置でスローインを得た横浜は、細井のスピードのあるロングスローを発動。クロスの代わりとして申し分ないボールはペナルティエリア内でGKも含めた競り合いを招き、湘南のヘディングでこぼれ球に。エリア内で弾んだボールに走り込んだのはスローワーだった細井(写真中央)。強烈な左足シュートでゴールに突き刺し、あまりにも大きな先制点をもたらした。(20250928)撮影/原壮史(Sony α1使用) 後半、湘南は当然猛攻撃を続けるが、横浜はアダイウトン(写真)を投入し、大きなクリアから一気に追加点を狙う。(20250928)撮影/原壮史(Sony α1使用) 裏天王山は激しさを増し、意地の張り合いが続いた。(20250928)撮影/原壮史(Sony α1使用) 終盤、アディショナルタイムに入る前からGKが攻撃参加した湘南の意地の猛攻が決定機を生んだが、ヤクブ・スウォビィク(写真)が防ぎ切り完封でタイムアップ。(20250928)撮影/原壮史(Sony α1使用) シンプルで強力な武器を強みに、横浜が勝ち点を31に伸ばした。マリノスも勝利したため順位は変わらなかったが、直近5試合で勝ち点9(2勝3分)という結果を出し、チーム・サポーターには、いけるぞ、という空気が充満している。(20250928)撮影/原壮史(Sony α1使用) 湘南は残留圏まで残り6試合で勝ち点6差の崖っぷちに。6連敗、16試合未勝利というどん底のチームに対し、緑と青のサポーターたちは前向きな言葉を送り、最後まで共に戦う覚悟を示した。選手たちは、金曜日のホーム・ヴェルディ戦で文字通りの「すべて」を懸けて戦うことになる。(20250928)撮影/原壮史(Sony α1使用) 写真の記事へ戻る