今季からドイツ2部のキールに所属しているFW町野修斗。カタールワールドカップの日本代表メンバー26人のメンバー入りも果たしたストライカーが、ドイツで成長した意外な姿を見せて話題になっている。
現在、第3節までを消化しているドイツ2部。その中で町野はここまで3試合すべて先発出場している。第2節のフュルト戦ではPKではあるが移籍後初ゴールも決めており、2-1での勝利に貢献。開幕2連勝を記録していた。
3連勝を目指して挑んだ8月20日のマクデブルク戦ではゴールこそならなかったものの、まさかの“武器”で得点を呼び込む場面があった。それは、ロングスローだ。
クラブはその様子を映像で公開。相手陣内左サイドの外でボールを持った町野は、助走を付けてスローインを行う。高さとしては相手ペナルティエリアよりもハーフウェーラインよりの場所からではあるが、ボールはゴール前のペナルティスポット付近まで飛ばしてみせた。
これを両チームの選手が競るが、ボールはこぼれる。それを巡って混戦となる中で、最後はMFフィリップ・サンダーが蹴り込んで得点。スコアを2-2に戻す貴重なゴールを記録した。キールはこの試合に敗れたものの、町野は意外な形でチームの攻撃に貢献したのだった。