J3のいわてグルージャ盛岡は8月15日、すでに引退していた41歳の元U-23日本代表DF那須大亮が現役復帰し、チームに加入すると発表した。発表当日に早くも練習に合流しており、その姿に多くの人が驚きの声を上げている。
まさに電撃的な復帰だった。8月15日午後3時2分、岩手はクラブのSNSで那須の現役復帰とチーム加入を発表。ツイッター公式アカウントでの発表は、2時間でリツイート4000件、引用ツイート3000件を突破。クラブのファンのみならず、多くの人が仰天した。
那須は駒澤大学に在学中の2002年に横浜F・マリノスに入団。当初は出場機会に恵まれなかったが、翌2003年に就任した岡田武史監督の下、チームのJ1制覇に貢献し、自身もリーグの新人王に選ばれた。
2004年にはU-23日本代表としてアテネ五輪にも出場。2008年に東京ヴェルディに移籍すると、キャリア合計6つのプロクラブで18年間プレーした。そして2019年にヴィッセル神戸で”いったん”スパイクを脱いだ。
選手時代からユーチューバーとしても活動し、現在は44万人の登録者数を誇る。さまざまな活動を行っていたが急転、J3で現役復帰を決意。さすがに誰も読めない行動だった。
クラブのホームページでは、那須のコメントも発表された。「チームの力になれるように精一杯、選手・スタッフと一岩となって頑張りたいと思います」などと語られているが、現役復帰に至った詳細などは明らかにされていない。