イタリア・セリエAのラツィオに加入した日本代表MF鎌田大地が、現地8月13日に行われた3部・ラティーナとの練習試合に出場し、美しいボレー弾を決めた。
ドイツ・フランクフルトを退団して今夏にラツィオに加入した鎌田は、8月9日にチーム練習に初参加したばかりで、この日が新天地での初の実戦試合となった。チームとしても新シーズ開幕前の最後のテストマッチという重要な一戦に、4-3-3の右インサイドハーフで先発出場すると、最終的に9−0の大勝でゴールラッシュとなった展開で、鎌田も挨拶がわりのゴールを決めた。
高い技術が必要なシュートだった。5−0の後半3分、中盤中央からの縦パスを受けたマッティア・ザッカーニがペナルティエリア手前でボールをキープして時間を作ると、その後方から背番号6の鎌田が前線のスペース目掛けてオーバーラップする。
勢い良くゴール前に侵入した鎌田は、後方からの来た対空時間のある浮き球のパスをしっかりとボールを視界に捉えると、そのまま振り向きざまにダイレクトでの左足ボレー。威力のあるシュートを右サイドネットに突き刺してみせた。