現地時間8月12日、フランス1部リーグ・アンの開幕節が行われ、スタッド・ランスは敵地でオリンピック・マルセイユと対戦。試合は1−2で敗れたが、後半15分から中村敬斗が途中出場してフランスリーグデビューを果たした。
強豪相手に前半10分に伊東純也が右足ボレーで先制点を奪ったスタッド・ランスだったが、前半23分に同点を許す。その流れの中で迎えた後半15分だった。この試合最初の選手交代で、ベルギー出身の30歳のウィリアム・スティル監督は一気に3枚代えを決断する。試合2日前の8月10日に移籍が発表されたばかりの背番号17の中村は、同時投入となった背番号10のテディ・テウマ、背番号11のアミン・サラマに先んじて、真っ先にピッチに駆け出した。
昨季オーストリアのLASKリンツで公式戦17ゴール8アシストの大活躍を披露した23歳の中村は、4−2−3−1の左MFとして起用され、移籍後初出場にして、フランスリーグデビューを飾った。逆サイドの「右」には30歳・伊東がおり、期待が寄せられていた“日本人両ウイング形成”が開幕戦で早くも実現することになった。