8月12日、首位・ヴィッセル神戸が等々力競技場に乗り込んで川崎フロンターレと対戦。難敵相手にFW大迫勇也による直接FKでの決勝点が大絶賛されている。
大迫勇也、武藤嘉紀という自慢のサッカー元日本代表FW2人が先発した神戸は、川崎と一進一退の攻防を繰り広げる。その中で前半32分から33分にかけて、川崎は左サイドでボールをつないで神戸守備陣の綻びを探り、最後はペナルティアーク手前から脇坂泰斗が左足のミドルでゴールを狙う。
これを神戸守備陣がなんとかかき出すと、センターサークルまで転がったボールを大迫勇也が回収。すぐさま大南拓磨がプレスをかけるも、大迫はキープして左サイドの高い位置にあるスペースに出す。そこに走り込んだのがジェアン・パトリッキだった。
この快足ブラジル人がゴール前まで迫ったが、駆け戻った大南に倒されてしまう。主審はPKの判断を下したが、VARを経てペナルティエリア手前やや左の位置での直接FKに変更。同時に、大南は退場処分となる。神戸のピンチから一転、その巧みなキープ力で圧倒的なチャンスへと変えたのだ。