■「慰めてくれてありがとう」
浜野はこの試合、後半アディショナルタイムにピッチに送り込まれた。DFを削って攻撃の枚数を増やすための交代で、残り時間は少なかったが、最年少１９歳という背番号２０のフレッシュさに日本中の期待が寄せられた。
しかし、それがかなわず試合終了のホイッスルが鳴った。これが今大会初出場だった浜野の胸中を去来するさまざまな思いを受け止めるかのような瞬間である。
この投稿には、「My baby girl .慰めてくれてありがとう」「ジョナはいつも素晴らしい人間性の持ち主だ」「まさに“ザ・ビューティフル・ゲーム”だ」といったコメントが英語で並んだ。戦い、そして、支え合う姿に胸が打たれるのは世界共通だ。
なでしこはここで大会を終えるが、スウェーデンは新たな試合に挑む。浜野の涙も胸に刻み、頂点を目指す。
