8月11日、名古屋グランパスが公式ツイッターにファン歓喜の映像を公開した。サンフレッチェ広島から完全移籍したMF森島司の、チーム合流初日や練習に取り組む様子を投稿したのだ。
まさに電撃移籍だった。広島で10番を背負っていた森島がシーズン途中に名古屋に移籍し、ファン・サポーターだけでなくサッカー関係者を驚かせた。
2016年に広島でプロ入りすると、今季まで8シーズンにわたってサンフレッチェ一筋だった。20年から背負った10番も今季で3シーズン目で、その活躍が認められて2019年と22年にサッカー日本代表にも選出。ここまでのキャップ数を4としている。
しかし森島にとって名古屋は下部組織時代に所属したクラブ。出身の鈴鹿市と高校がある四日市市は名古屋市とほど近く、もはや地元と言っていい距離感である。そんなクラブのオファーがあれば、受けないわけにはいかなかった。
映像では、その思い入れの強いクラブの練習でのボール回しやシュート練習、そしてゲーム形式と思われるメニューをこなす様子を観ることができる。確かな技術で広島の攻撃をけん引してきたとあって、赤いトレーニングウェアでもそれは健在。早くも才能を見せつけている。