8月6日、J1リーグ第22節が行われ、等々力陸上競技場で行われた一戦は、ガンバ大阪が壮絶な打ち合いの末に4−3で川崎フロンターレに勝利した。計7得点が生まれた中で、ファン・アラーノの“テクニカルな”ゴールが話題になっている。
G大阪が前半13分にMF石毛秀樹のゴールで先制した後、同27分にMF脇坂泰斗に同点弾を決められるも、直後に得たPKをFWイッサム・ジェバリがしっかりと沈めて2−1と勝ち越した。その流れで迎えた前半41分だった。
相手のビルドアップを中盤からの組織的なプレスで後退させると、相手DF高井幸大の不用意なバックパスに対して、MFファン・アラーノが鋭く反応する。
それに対してGKチョン・ソンリョンも鋭い出足で間合いを詰めたが、ここで26歳のブラジル人選手は右足アウトサイドでの絶妙なタッチでボールに回転をかけながらの“裏街道”で抜き去ると、後方から懸命に戻ってシュートコースを消したDF大南拓磨のスライディングに対しては、絶妙な右足チップキックでボールを浮かし、ゴールネットを揺らした。